オリンピアスウェーデン研修2014―その2

スウェーデンで迎える最初の朝。昨日の夜から降り出した雨がちょっと心配でしたが、なんとかお天気は持ちそうです。すっかりリニューアルされたホテルの朝食ビュッフェは、パンやチーズ、ハム、果物ととてもバラエティに富んでいて、朝からお腹がいっぱいになりますね。


今日のスケジュールは、ストックホルムの観光がメイン。やはり、スウェーデンの福祉を理解するためには、歴史や文化、人々の生活も含めて、スウェーデンという国を知ってもらうことが必要だと考え、毎年プログラムに入れています。

まずは、10:00からのストックホルム市庁舎の見学ツアーに参加。メーラレン湖に面する優雅なこの建物は、スウェーデン人建築家、ラグナル・エストベリ(Ragnar Östberg)によって設計され、1911-23年にかけて建築されました。なんといっても有名なのは、毎年12月10日にノーベル賞受賞祝賀晩餐会が開かれる「青の間」ですね。この空間に1,300人もの人が入って晩餐会が行われるとは、何度訪れても信じられないような気がします。

続いて向かったのは、ノーベル博物館。今年、青色発光ダイオードの研究で3名の日本人が物理学賞を受賞されるということもあって、注目を集めそうなスポットです。知らない間にスマートフォンで各国語の音声ガイドを聞けるようになっててビックリ。ここでのお土産の定番は、祝賀晩餐会でもコーヒーと一緒に出される、ノーベル賞のメダルの形をしたチョコレート。今年は紅茶とのセットも販売していました!!

さて、軽く昼食を済ませると、王宮での衛兵の交代式の時間になりました。どこの国で見ても素晴らしい交代式ですが、合間に伝統的なラッパのアラームについての説明があったりと、スウェーデンの交代式はとても楽しめるので、オススメです。でも、衛兵のみなさんはとても寒そうですね・・・。これからの時期、ちょっと大変そうです。

その後は、大聖堂に寄った後、旧市街であるガムラ・スタン(Gamla Stan)をぶらぶらと散策。たくさんのお土産物屋さんや、スウェーデンの伝統工芸品を扱うお店がたくさんあるので、要チェックです。とあるお店で、トナカイの毛皮をものすごく勧められたのですが、あまりにもかさばるので断念。でも、とってもサラサラしたキレイな毛皮で、断熱効果は抜群だそうです。


ストックホルム駅でちょっとFika(お茶)をしたあと、16:21発のSJ2000に乗って、アルベスタ経由でヴェクショーに向かいました。スウェーデンは比較的ましな方だと思いますが、やはり日本の新幹線のようには時間通りにならないこともしばしば。でも今回は、予定通り19:47にヴェクショーに到着しました。

駅では、毎年この研修でお世話になっているリンネ大学の鈴木満先生がお出迎えしてくださり、駅前のホテル・カーディナル(Hotel Cardinal)にチェックイン。研修のスケジュールについて打ち合わせをして、解散となりました。

さあ、明日からいよいよ本格的な研修のスタートです!!

Tsukasa